地域還元型再生可能エネルギー早期確立事業

地域の農林漁業の発展に資する再生可能エネルギーの取組のモデルづくりの概要

農山漁村には、再生可能エネルギーに活用可能な資源が豊富に存在しており、これらの資源を最大限活用し、再生可能エネルギーの導入を図ることにより、そのメリットが地域に還元されることを通じて地域の農林漁業の発展を促進し、農山漁村の活性化につなげていくことが重要となっています。
再生可能エネルギーの導入による農山漁村の活性化の効果を最大化するためには、農林漁業者又はその組織する団体(以下「農林漁業者等」という。)を始めとした地域の主体が主導する取組を育てていくことが重要です。しかしながら、現状では、金融機関が融資をちゅうちょする等により、再生可能エネルギー発電事業に取り組む農林漁業者等はほとんどおらず、その収入の地域への還元も十分に行われていません。
このため、農林漁業者等が参画し、農山漁村の資源を活用して行う再生可能エネルギー発電事業で得られた収入を地域の農林漁業の発展に活用するモデルを以下の通り立ち上げました。

事業実施主体 事業概要 助成金額
(千円)
売電による
返還累計
金額(千円)
有限会社とまとランドいわき
  • 発電設備の種類(出力):太陽光発電(558kW)
  • 設置場所:福島県いわき市(自己所有地)
  • 総事業費:197,000千円
  • 売電収益見込額:23,120千円/年
  • 地域の農林漁業の発展に貢献する取組:
    売電収益の一部(1,200千円/年(売電収益見込額の約5.2%))を磐城農業高校で必要な実習用品や環境整備に充当することによる後継者育成等に活用
  • 発電開始時期:平成26年9月(東北電力による接続検討結果、受配電設備の改造要請があり、それに伴う設備機材納入日が延期したため遅延)
197,000 29,176
福島農民連産直農業協同組合
  • 発電設備の種類(出力):太陽光発電(606.9kW : 郡山市260.1kW+二本松市346.8Kw)
  • 設置場所:福島県郡山市・二本松市(組合員所有地)
  • 総事業費:233,200千円
  • 売電収益見込額:22,445千円/年
  • 地域の農林漁業の発展に貢献する取組:
    売電収益の一部(1,200千円/年(売電収益見込額の約5.3%))を福島県産農産物の風評被害克服のための消費者との交流活動等に活用
  • 発電開始時期:郡山市平成26年6月、二本松市平成26年7月(東北電力との系統連系協議に期間を要し、東北電力が行う系統連系工事が東北電力の都合により期間を要したため遅延)
233,200 41,153
合志農業活力プロジェクト合同会社
  • 発電設備の種類及び出力:太陽光発電・1,000kW
  • 設置場所:熊本県合志市(市所有地)
  • 総事業費:270,817千円
  • 売電収益見込額:40,870千円/年○ 地域の農林漁業の発展に貢献する取組:
    売電収益の一部(5,000千円/年(売電収益見込額の約12.2%)を6次産業化(新商品等の導入、合志ブランド認証品の販路拡大)等に活用
  • 発電開始時期:平成26年2月
267,502 48,586
合 計 697,702 118,915

(平成29年4月末現在)

公表事項等

地域還元型再生可能エネルギーモデル早期確立事業実施要綱(平成25年度3月1日付け24食産第5383号)第2(6)の規定に基づき、以下の通り公表します。

【 基金(地域還元型再生可能エネルギーモデル早期確立基金)管理状況等 】
基金の
種類
当初予算額
(千円)
基金保
有割合
算出方法
事業費 966,000 0.0% ((当初予算額-助成金額+収益納付額)-国庫返納額※)÷当初予算額×100
※ 国庫返納額=305,130,977円
管理事務費 34,000 79.3% (当初予算額-事務経費※)÷当初予算額×100
※ 事務経費累計額=7,028,956円

(平成28年3月末現在)

【 事業実施主体が行う地域の農林漁業の発展に貢献した取組内容 】
事業実施主体 取組内容 目標達成度※
とまとランドいわき
【累計売電収入: 33,085千円】
【累計支援額: 0千円】
*平成28年度に2,700千円を支援予定
*平成28年度に実施予定
【後継者育成】
福島県立磐城農業高校への教育環境整備・農業者育成のための基金を創設。
【森林整備及び地域雇用支援】
いわき市四倉町中島地区の森林環境整備費用(伐採費用・整備委託費用・日当等)とし、併せて地域の高齢者を活用。
福島農民連
【累計売電収入: 45,071千円】
【累計支援額: 2,629千円】
【風評被害克服支援】
消費者に対して福島県産農産物のPRを行い、風評被害克服に活用。5月には北海道の消費者を福島県の果物生産者が訪問し、検査体制、生産現場の状況を説明し、取引を開始。
【間伐材の搬出、需要地まで輸送補助】
間伐予定地の下見、放射能測定等を実施し、11月には間伐を行って、乾燥、搬出し、薪ストーブやボイラーに活用。
【耕作放棄地の解消支援】
二本松市永田地内の耕作放棄地を整備。
5.8%
合志市農業活力プロジェクト
【累計売電収入: 89,588千円】
【累計支援額: 11 ,070千円】
【農産物販路拡大支援】
合志市産のニンジン、トマト、長ねぎ、ゆず胡椒等の規格外農産物を原料として使用しコールドプレスジュースを首都圏エリアで販売。
【バイオガス発電調査】
合志市内の酪農による畜産糞尿を利用したメタン発酵バイオガス発電事業化の事業性調査費用の一部を助成。
【新品種育成支援】
九州大学が開発し熊本製粉が合志市内の農家と共同で取り組む「WE米」の生産を支援。(「WE米」は、難消化性でビタミンを多く含み、糖尿病患者への有用性や生活習慣病の予防効果があるとされる。)
【農業施設設備補助】
菊池地域農業協同組合が進める「ブランド販売戦略」に基づく西瓜選果施設に対し、農産物の高付加価値化に寄与するためフォークリフト購入費用の一部を助成。
【新規農業従事者支援】
農産物の生産・加工に興味を示す合志市内の建設・土木事業者等に対し、展示会等への視察費用(交通費・宿泊費・展示会の入場料等)の一部を助成。
12.4%

※事業実施主体が行う再生可能エネルギーにより得られた収入(売電収入)の5%以上を農林漁業の発展に貢献する取組に活用することが目標 (数字は累計実績)。

(平成28年3月末現在)

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